【レイテンシ】au版「iPhone」回線の魅力。

ソフトバンク版iPhone 4Sと比較して速度とか、どうなん?

ソフトバンク版の下り速度が最低726Kbps、最速3424Kbpsであったのに対し、au版の下り速度は最低412Kbps、最速2412Kbpsでした。全体的な傾向としては、確かにソフトバンクの方が速いのは事実でした。しかし「最大通信速度」の差から受けるほど大きな違いではありません。他方、通信が始まるまでの反応速度にあたる「レイテンシー(遅延)」は、ソフトバンク版よりau版の方が良かったといえます。ソフトバンク版は65ミリ秒から1104ミリ秒で、数値の幅が非常に広い上に低速な場合が多かったのですが、au版は55ミリ秒から790ミリ秒、しかもそのほとんどが200ミリ秒以内と、かなり高速な方に偏っていました。

 このことから「ダウンロードが始まれば、終わるまでの時間は短いソフトバンク版」「ダウンロードが始まるまでが速く、反応が機敏なau版」という特質がある、と結論づけて良さそうです。

*「最大通信速度」はなぜ出ない? 携帯電話網と通信速度の関係を考える 斎藤・西田のデジタルトレンド・チェック


au版iPhone 4は、アドレス帳の移行やezweb.ne.jpのメール設定の手間、あるいはiMessangerとFaceTime、au Wi-Fi SPOTの未対応といった点を踏まえると、まだ整備して欲しいところがある。

 一方、細かな点と思われるかもしれないが、低遅延がもたらしているであろう、使い勝手の向上に繋がっている点は評価したい。たとえば検索ワード入力後の反応は、「Wi-Fi接続中か?」と一瞬思うほどスピーディだった。Googleの検索結果など、容量が少ないデータのやり取りこそ、遅延の低さが良い影響をもたらしているようで、実際にソフトバンクモバイル版のiPhone 4と並べて比較すると、明らかに差がわかる。この部分は、筆者の環境、あるいはレビューした時間帯に基づくもので、他の環境などで異なる可能性はあることはご了承いただきたい。

*au版iPhone 4S速報レビュー ケータイ Watch


*iPhone 4Sの通信速度、大都市はソフトバンク優勢、東北はauが圧勝 モバイル・トゥデイ

*レイテンシとは (latency): IT用語辞典バイナリ


条件良ければピコーンと良数値を出すソフトバンク版に対して、au版iPhoneはタイムラグが少ないのでブラウジングが快適という魅力があるそうですよ。あとはソフトバンク版で繋がらなかった場合、ひょっとしてau版であれば繋がってたのか?という憂いは過ぎるはず。その点も含めてau版iPhoneの選択肢は充分にあるかと。

ただ両社の快適さは近づいていくのではないでしょうかね。切磋琢磨は有用であります。