ニコン、カメラ不振2つの理由


Nikon
不振の要因は何と言っても、売上高の7割以上を占める、カメラ事業の悪化に歯止めがかからないことである。販売台数で見るとスマートフォンに侵食されつつあるコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)が前年同期比4割減。さらにニコンの主な収益源である、レンズ交換式カメラも同3割減。これを受け、ニコンは通期のカメラ販売台数の見通しを引き下げた。カメラ不調の理由としては市場縮小もあるが、「市場の縮小以上に販売台数が落ちこんでいる」(牛田一雄社長)と、事態はより深刻だ。


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牛田一雄社長は「欧州の市況悪化は想定以上だが、それ以外の地域では底堅い。必ず市場は戻る」と下期以降の回復に期待を寄せた。


ニコン、デジカメ不振で今期見通しを下方修正-売上高9000億円 – 日刊工業新聞ニュース – テック&サイエンス:朝日新聞デジタル

キヤノン、脱カメラ依存を模索 得意の光学で「3D」技術育成 – SankeiBiz(サンケイビズ)

Check

  • 2015年年3月期の連結決算見通しを下方修正。売上高は当初計画比400億減の9000億円、営業利益は同100億円減の530億円。大黒柱カメラ事業が不振。

  • 不振の理由第一は、スマホ攻勢に対して、コンデジのフルラインナップ戦略。カシオ・富士フイルムなど他社がやったローエンド撤退からニッチ・高性能といった差別化戦略をとれず。

  • 第二は一眼レフでの競争激化。キヤノンが価格でシェア拡大攻勢。欧州、特にドイツで台数を落とす。レンズ交換式カメラは前回5月予想比35万台減の505万台、交換レンズは同35万本減の710万本。

  • キヤノンもカメラや事務機に頼っていては安泰とはいえず、余力のあるうちに、医療系などの新規事業を急ぐ。研究開発費は近年年間3000億円を維持。ニコンは約745億円。

  • ニコンも期待の新規事業は医療系、だが具体的な姿は見えず。「着実に進んでいるものの現在報告する段階ではない」と牛田社長。